2012年4月 4日 (水)

ノーカントリー

20110921

 極悪殺人者対老保安官。最後、殺人者が潜む、殺害現場で、保安官が殺人者を退治して終了かと思いきや、そこでは何も起きない。そのまま殺人者は、交通事故にあっただけで生き延びる。保安官は、今の犯罪に太刀打ちできないと悟り、保安官を辞める。それで終了。勧善懲悪とならない。
 現実には、悪い奴が生き残り、保安官が悪人を必ずしも逮捕できるわけではない。かといって、わざわざ映画にしてまでそんな現実を再確認させなくてもよいのではと思った。
 最後のほう、保安官の元同僚で、昔悪者に撃たれたかした老人が、保安官に、復讐について聞かれ、「失ったものを取り戻そうとしても、余計に失うだけだ。最後は止血するしかない」というようなことを言っていた。
 金を横取りしようとしたトレーラーハウス住人は、発信機が金についていると気づくのが遅すぎる。金を持ち去って、またその現場に水をやりに戻るのがありえない。
 とにかく、極悪殺人者の恐ろしさの描写だけは見事。あの髪型。ガソリンスタンド店主とのわけの分からん会話と、コイントス。2つ目のモーテルで、トレーラーハウス住人の部屋の前にたどり着いたときの描写。(カメラは、トレーラーハウス住人目線で、暗い部屋の中から、廊下側を向いている。廊下の明かりが、ドアの下から部屋に漏れる。殺人者がドアの前に来て、部屋にもれていた光がさえぎられる。いつ撃ち込んでくるのかという緊張感が半端ない。)

Dr.パルナサスの鏡

20110920

 悪魔と取引し、不死となった男の話。年老いた男が、ある女性に惚れて、若返る取引を悪魔とした。その後、その女性との子供が16歳になったときに悪魔に引き渡す条件で不死となる。
 その後、どちらが早く5人を自らに引き込むかで賭けをする。勝つと子供を引き渡さなくて良い。
 最後、途中、首吊り状態から助けた男(子供の慈善事業を行うように見せかけ、ギャングからの資金をロンダリングしたり、第三世界の子供の臓器を金持ちに売りさばくなどの悪行を行っていた男)が、自ら鏡の世界に入る。子供も鏡の世界に入り、ひと悶着。子供が悪魔に引き込まれ、賭けに負けたかのように見えた。が、どういう理論か、賭けに勝って終了。子供は、同じ見世物小屋の仲間の青年と一緒になり、仲良く暮らし、ハッピーエンド。
 全体的に良く分からないストーリー。何が言いたいのか。色に目をくらますなということ?

2012

20110918

 地球滅亡系映画(アルマゲドン、デイアフタートゥモローなど)。
 真っ当なストーリー。
 最初に異常を発見したインド人が混乱の中の手違いで死亡。それを主人公が話したとき、それは主人公が正確な地殻崩壊の時期を予想できなかったからだと憎まれ役上司に指摘される点。
 箱舟に乗れる権利も金で買えること。
 大統領が箱舟に乗らずに、国民と運命を共にすること。(イタリア首相も)
 憎まれ役の金持ち親父が、最後自らの命を賭して息子を助けることで浄化される点。
 津波まで時間がなかったが、ゲートを空けて人々を乗せたこと。 など。
 ただ、わずか2~3年で、あんなにしっかりした箱舟(でかくて頑丈、推進力が半端ない、異常個所がすぐに特定可能なモニタリングシステム(扉が閉まらなくなったとき、油圧室に異常があるとすぐにモニタに表示された。))を7つも8つも作れるわけがないと思った。

トランスフォーマー・リベンジ

20110918

 1で倒した敵が復活+新たに付け加えた設定で登場した上位の敵を退治する。オプティマスが1度あっさりやられ、復活する。復活するときに必要なアイテムとして「マトリックス」が追加される。都合よく追加設定さえすれば、いくらでも続編が作れそうだと思った。
 あいかわらずCGはすばらしい。
 主人公の両親は、フランス旅行へ行ったままでよかったと思う。エジプトに出現させなくてもよいのでは。家族でみる映画とするために無理やりフランスからさらわれたように思える。エジプトでも特に活躍するわけでもなく、敵から人質にとられるでもなく。

レポゼッション・メン

20110917

 残酷描写(殺人、臓器取り出し)が多すぎ、ストーリー的にも大した面白みもなく、見る価値なし。ジュードロウはこんな映画に出ないほうが良いと思う。
 返済が遅れたからといって、臓器回収するより、他の手段で、金を回収したほうが利益でるのでは?(それとも回収して別の人に埋め込んだほうが儲かるのか)臓器回収で人が死ぬことは、いくらなんでも罪に問われるのでは。返済の見込みがない人に移植する会社も相当悪いと思う。
 最後、臓器ローン完済データを作るために、本拠地に乗り込むシーンで疑問が多い。人工臓器をたくさんの白衣の人が工場のようなフロアで一斉に手作りしているシーン。機械で作らないの?関係ない白衣の人を殺しすぎ。(もうそこは主人公の夢シーンの中だから実際は殺していないのかも?) 工場フロア抜けてピンクのドアへ通じる廊下のシーン。普通にワイシャツ着てる社員が、ナイフで襲い掛かってくるシーン。回収係りのような武闘派っぽくないのに、なぜ逃げないのか。主人公はナイフでぷすぷす殺しまくる。ミートシールドも使うあたり、GoWなどのゲームを思い出した。
 最後、自分の臓器を自分でスキャンするきもい場面、非現実的すぎる。血がでなすぎ。あんなに切ったら、血が吹き出てすぐ死ぬはず。またいちゃつきすぎ。(最後、大脳補助機械により見せられた夢だったという落ちがある。どうやら、現実では、本拠地に乗り込む前の、アジトですでに捕らえられてしまった模様。それから後のシーンは全部夢というダーク落ち)
 自分に臓器が埋め込まれる前は、何の罪悪感もなく回収していた主人公。自分が同じ立場になってはじめて、残酷さ、罪の意識に目覚める。相手の気持ちはなかなか理解できない。当事者になってはじめて分かるものだよという話。

ノウイング

20110916

 不思議な出来事系。50年前のなぞの数字の羅列が予言だったという発想は面白い。キリスト教布教映画と思われる。神に熱心に帰依し、神からの声に耳を傾けるもののみが、最後の審判で救われる。
 結局謎の部分が多い。宇宙人は何者なのか。なんで人間を助けるのか。どのような基準で、声が聞こえるようになるのか。黒い石ころは何か。
 森の火事、飛行機墜落、地下鉄暴走など、CG描写は見事。
 ニコラスケイジだから見られる映画。無名俳優だったら見捨てられそう。

スラムドッグ$ミリオネア

20110916

 インドのスラムの様子が分かる。事実よりひどいのかが気になる。これを見たらインドに旅行行きたくなくなる。ストーリーは、クイズの問題と主人公の人生を絡めて描く様子がうまい。最後はハッピーエンドとなるのもよい。兄は、ギャングとはいえママンをはじめ、多くの人を殺害したであろう罪を、最後にヒロインを逃がすことで浄化した。金よりも大切なものがあるよという話。

借りぐらしのアリエッティ

20110915

 緑の多い庭と2階建ての家と小さい生き物がトトロっぽい。家政婦ばあさんの無邪気な意地悪さはメイのよう。ブタ猫は耳をすませばとトトロかネコバス。小人の親父はパズー。小人から見た人間の家や虫、動物など、子供受けするようデフォルメされ描いてある。

 ストーリーは単純。心臓病手術の結果は描かなくて正解。余韻、観客の考える余地が出る。アリエッティのおかげで生きる甲斐が見つかった、というセリフだけで十分、作者が伝えたいことは伝わる。
 急に他の小人族が出てきたのは都合よすぎ。今までずっとそこに生活していたなら、とうに遭遇していてもいいはず。 ストーリーをもう少しひねってもよかったのでは。(両親の過去や、少年の心臓病との闘病記(学校へはいってない?)など。)

ターミネーター4

20110914

 これまでのシリーズの内容を踏まえた世界設定ではない。中途半端に設定を引き継いでいる感がある。冒頭2003年に死刑囚がサイバーダイン社に自らを検体として引き渡す。その後2018年にスカイネットと抵抗軍が戦っている世界に描写が写り、そこに、突然元死刑囚が現れる。ターミネーターとなっていたが、過去から送り込まれたのか、2018年になって完成し、戦場に送り込まれたのか描写がない。自分を人間と信じきっている。登場場面では、この時代の状態(審判の日を経て、スカイネットと戦争状態にある)を何も知らない風に話していたくせに、やけに抵抗軍(ジョンコナー)に味方しようとしている理由が不明。そのようにスカイネット側からプログラミングされていたということか。だとしたら、ジョンコナーやその父親を殺すようにプログラミングしたほうがてっとり早いはず。その他、なんで?という突っ込みどころだらけ。
 冒頭、ジョンコナーがスカイネット基地のようなところに侵入し、コンピュータからデータを盗むミッションを行う。簡単に侵入させるスカイネットの罠とのことだったが、コナー一人だけヘリに乗り、核爆弾の爆風でヘリ墜落するものの生き残る。都合よすぎ。
 抵抗軍の本部(海底だか海中にある)にジョンコナーが乗り込む際、ヘリから時化た海に飛び込む。普通死ぬ。拾ってくれと本部に伝えろ、といって飛び込む次のシーンにはもう本部内にいるのも都合よすぎ。描写とばしすぎ。
 抵抗軍本部と、ジョンコナーの意思疎通がされていない。そんな状態で生き残れているのが都合よすぎ。
 ジョンコナーのアジトから元死刑囚が逃げる際、激しいドンパチが行われる。その前に、歌を歌ったり、ちょっとした爆発があっただけで、スカイネットから探知される描写があるのに、そこでは何故か敵がこない。水中で、蛇のような小物マシーンに襲われており、その小物から、スカイネット本部に通知が入り、敵襲があるのが普通。都合よすぎ。
 サラコナーがジョンのためにアドバイスを吹き込んだテープを聴く場面がある。ターミネータ2で、サイバーダイン社を破壊し、シュワ演じるターミネーターを破壊したことを、ジョンは知っているようだった(元死刑囚を見て、昔母を殺すために過去に送り込まれたやつだと疑った場面)が、サラのテープにはT800についての語りがない。というか、なぜサラがジョンノためにテープを残す必要があったのか説明ない。ターミネーター2の延長上の世界ではない? 
 今回、新キャラとして元死刑囚が、機械化された人間だが、作成者の意図に反し、スカイネット側ではなく人間側につく様を描き、人間と機械とを分かつのは心であるという主張がされている。ただそんなの当たり前。むしろ、スカイネット(サイバーダイン)に作られたくせに、人間側になぜついたのか、理由づけが甘く(元死刑囚が過去の罪(兄と警官二人殺害)を反省し、「2度目のチャンス」を生かそうとしていること以外に理由づけ描写なし。そんな罪滅ぼしというだけで、機械が作り主に逆らえるはずない。せめて、なぜ過去の罪が犯されたのか描写し、それの罪滅ぼしならば、そんな奇跡的な反逆も可能だよなと観客に思わせるなどしてほしい)、素直に納得できない。
 爆発描写やターミネーター描写や核使用後の荒廃した世界観描写などCG技術は素晴らしいと思うが、ストーリーが残念な映画。

イーグルアイ

20110912

 自衛のためのコンピュータシステムが、大統領ら、アメリカの指導層が、アメリカ市民の安全を脅かす存在であると判断し、排除にかかるという発想は面白いと思う。ただ、あらゆるデバイスをリモート操作する様は、現時代では飛躍しすぎてリアリティに欠ける。コンピュータ本体も、各種情報を拾うというよく分からない球体から、必要な情報を赤外線で探索するという謎仕様。
 追っ手のFBIと空軍女から逃れるカーチェイスのシーンは迫力があってよかった。

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