ノーカントリー
20110921
極悪殺人者対老保安官。最後、殺人者が潜む、殺害現場で、保安官が殺人者を退治して終了かと思いきや、そこでは何も起きない。そのまま殺人者は、交通事故にあっただけで生き延びる。保安官は、今の犯罪に太刀打ちできないと悟り、保安官を辞める。それで終了。勧善懲悪とならない。
現実には、悪い奴が生き残り、保安官が悪人を必ずしも逮捕できるわけではない。かといって、わざわざ映画にしてまでそんな現実を再確認させなくてもよいのではと思った。
最後のほう、保安官の元同僚で、昔悪者に撃たれたかした老人が、保安官に、復讐について聞かれ、「失ったものを取り戻そうとしても、余計に失うだけだ。最後は止血するしかない」というようなことを言っていた。
金を横取りしようとしたトレーラーハウス住人は、発信機が金についていると気づくのが遅すぎる。金を持ち去って、またその現場に水をやりに戻るのがありえない。
とにかく、極悪殺人者の恐ろしさの描写だけは見事。あの髪型。ガソリンスタンド店主とのわけの分からん会話と、コイントス。2つ目のモーテルで、トレーラーハウス住人の部屋の前にたどり着いたときの描写。(カメラは、トレーラーハウス住人目線で、暗い部屋の中から、廊下側を向いている。廊下の明かりが、ドアの下から部屋に漏れる。殺人者がドアの前に来て、部屋にもれていた光がさえぎられる。いつ撃ち込んでくるのかという緊張感が半端ない。)


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